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hanamama手帖

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一歩前へ

一歩前へ踏み出すということは、傷みを伴うものなのでしょうか。



6月初旬『刺繍のことで聞きたいことがある』とのことで、子ども服のブランドを立ち上げている友人がやってきた。

結局、私の知識ではお役に立てず‥‥。

以前から、私が相談していたことについて時間をとってくれた。

『あなたの作品は、仕上がりがとても美しい。
私も、そんな風に仕上げたい。
ミシンが苦手で困っている。』

など、投げかけてあった。

作品のヘアバンドを評価していただいた。

◉なぜ、この幅なのか
◉なぜ、この長さなのか
◉なぜ、この素材なのか
◉なぜ、このゴムの長さ、幅なのか

作業工程を説明し、どのような工夫で完成まで至ったか。

●布の切り方
●アイロンのかけ方
●型紙の取り方
●ミシンのかけ方

などなど。

段階を追って、具体的に評価していただいた。
もっとよくするために。

結局、彼女からは

⭕️仕事として作品作りをしているなら、苦手なことも克服する努力が必要。
⭕️自信のないものを売るべきではない。
⭕️ミシンが下手なのではなく、お客様に対する気遣いが足りない、本気度が足りない。
⭕️刺繍だけがウリでは、たとえ買っていただけたとしても、使い勝手が悪ければしまい込んでしまう。
⭕️もっと良くなる。

と、指摘された。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私が取り組んでいる刺繍は、師匠がいてくださって、資格課題があって。
毎回毎回、事細かに一針一針評価されながら、刺し進めている。

けれど作家活動の中では、自分一人で判断していかなくちゃいけない。

『売れた』ことが評価の指標にはなるけれど、使ってみなくてはわからないこともある。
リピーターになってくださって、初めて評価に値するんだと思う。


彼女の厳しい指摘に、不思議と腹も立たず
(おっしゃる通りだからかな)
じゃあどうすれば?前に進もうとしている自分がいる。
『もっと良くしたい。』と強く思った。


こうして【ソーイング教室】に伺うことになった。

教室の様子はコチラ→

試行錯誤の末『これでGo!』の試作品が出来たとき、私は泣いてしまいました。

より使いやすくなったヘアバンドに期待してください(=´∀`)人(´∀`=)


今回、技術的なことはもちろん、姿勢について、たくさんのことを教えていただきました。

彼女が自分に厳しく、日々努力を積み重ねていることが言葉の端々から感じられ、私の胸は熱くなりました。
感動して、少しでも彼女に近づきたいと思いました。

自信がなくなりかけた日もありましたが‥‥。
新たな一歩が踏み出せたと思っています。
ありがとうございました。









by hanamama-note | 2016-06-28 13:36 | チクチク