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『ヨリヲモドス』

『ヨリヲモドス』という言葉。

離れた男女が再び寄り添いなおす
とかに使われるのだけれど。

だから『ヨリ』は『寄り』だと思っていました。

この大好きなバラの図案を刺す度に、ため息ばかり。

バラの輪郭はチェーンステッチなのですが。

チェーンステッチは五目くらい刺し進めれば、二本どりの糸はネジネジの状態になって、美しいチェーンは描けなくなる。

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だから、針を糸の根元まで下げて、そのネジネジを逆回転させ、まっすぐ素直な一本の糸に戻します。

そんな面倒な過程を何回も何回も踏んで、やっと仕上がるバラなのです。
刺す作業は全然苦にならない。
でもこの戻す作業は、すごく消耗します。


『ヨリヲモドス』は『縒りを戻す』と書きます。

フラットな状態に戻すこと。
チェーンステッチと向き合って、本当の意味を体感しました。

人間関係や夫婦関係でも同じ。

ひねくれて個性的なチェーンも面白いけれど、やっぱり私は素直な糸で、美しいチェーンステッチを描きたい。
それを積み重ねれば、絶対に美しいバラが咲くと思うのです。

刺繍から教わること。
たくさんあります。


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by hanamama-note | 2016-07-12 13:08 | チクチク | Comments(0)